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「変わり結びを30代でもして良いのかな」
このような疑問をお持ちの方はいませんか?
変わり結びをしても良い基準が分からないと、訪問着の帯の結び方が決められないですよね・・・!
今回はそんな方に向け、訪問着の変わり結びが30代でもできるのかと、変わり結びの実例、年代別の着こなしについて紹介します!
訪問着で変わり結びは30代でもできるのか?
30代で訪問着に変わり結びができるかは、なんと人によって違います!
というのも、一般的に変わり結びは未婚の方がする結び方だから。
30代で未婚の方でしたら、振袖や訪問着で変わり結びをしても問題ありません。
なお、訪問着で変わり結びをする際には、袋帯を使用してください。
袋帯がどの帯か分からないという方は、だいたい4メートルの長さのある帯が袋帯になるので、帯が長いかどうかで判断しましょう!
なぜ袋帯でないといけないのかというと、変わり結びには帯のボリュームが必要だから。
4メートルの長さがある袋帯を使わないと、長さが足りなくなってしまう可能性が。
袋帯は他の帯と比べ、長めに作られていて安心ですね!
訪問着に合わせる袋帯の選び方としては、全体的に柄の多い帯を選ぶと良いでしょう!
全体ではなく帯の2か所にしか柄の入っていない帯もありますが、変わり結びをすると柄が結び目に出なくなってしまうかも・・・
そのため、帯全体に柄の入っている袋帯を、変わり結びをする際には使用してください!
また、格式が高い帯を選ぶことも重要。
袋帯の中にはカジュアルな日常生活用の帯と、フォーマルな格式高い帯の2種類があります。
訪問着はお祝い事の際に着る着物なので、ある程度の格式があった方が良く、カジュアルな方を選んでしまうと常識のない人だと思われてしまう可能性も。
もし帯の色や柄に迷ってしまう場合は、色は白色、銀色、金色のものを、柄は古典的で昔ながらの柄が使われているものを選ぶのがおすすめ。
お祝い事に合った帯と訪問着を選びましょう。
訪問着に向いている変わり結びの実例をご紹介!
ここからは訪問着で変わり結びをした実例を見ていきましょう!
変わり結びの1つ目の例
訪問着にお太鼓系の変わり結びをした帯を合わせると、上品かつ華やかな仕上がりになりおすすめ!
やわらかい帯のヒダができるのが特徴で、周囲を華やかな雰囲気に。
着物の色合いを年代に合わせて変えることで、20代から40代まで幅広い年代に合う変わり結びに。
この飾り結びをする際には、三十紐を使ってアレンジしてください。
変わり結びの2つ目の例
1つ目の変わり結びのひだをさらに上向きにすると、若い方向けの変わり結びに!
ひだの大きさを変えることで、自分の年代に合ったアレンジができちゃいます。
着物の色と一緒に、変わり結びを自分の年代ごとに工夫してみてくださいね。
ちなみにひだを上向きにするアレンジをすると、ベースがお太鼓系なので上品さを残しつつも、少し若々しい印象に。
主張も控えめなので、訪問着にピッタリの変わり結びですよ!
訪問着の年代別の着こなしについて
最後に、訪問着の年代別の着こなしをご紹介!
20代の着こなし方
20代におすすめの訪問着の色は、淡い色!
淡いピンクや水色の訪問着を着こなすと、上品な印象に。
訪問着の中には黒地のものもありますが、黒留袖と見間違えられてしまう可能性があるので、避けた方が良いでしょう。
他にも避けた方が良い色には、派手すぎる色や白色などが。
派手な色だと目立ってしまい、白色だと新婦さんの着物と色が被ってしまうかもしれないため。
帯の結び方は、先ほど紹介した太鼓系の変わり結びが華やかでおすすめ!
変わり結びの中にも様々な種類があるので、ぜひ着付ける際には、着付け資産に相談してみてくださいね。
30代の着こなし方
30代の方であれば、20代の若々しい着こなしと、40代の落ち着いた着こなしの、どちらか好きな方を選択しても問題ないでしょう。
もし若々しい印象を与えたい場合は訪問着や帯に明るい色を選びましょう。
逆に落ち着いた印象を与えたい場合は、上品な色合いの訪問着と帯を選ぶのがおすすめ!
訪問着の柄は、格を上げたい場合には一つ紋のものを選びましょう。
無難に着こなしたい場合は、無紋や古典柄を選ぶのがおすすめ!
帯の結び方に関しては、30代になると羽の大きな帯結びは避けた方が無難かも。
40代以上の着こなし方
40代以上の方であれば、黒色の帯を使ってすらっとした印象を与えたり、暖色の帯を使って落ち着いた印象を演出するのがおすすめ!
暖色の帯を選ぶ際には、訪問着と同系色にまとめると良いでしょう。
帯の結び方は二重太鼓がおすすめで、ひらひらしていない落ち着いた結び方にしましょう。
まとめ
今回は訪問着の代わり結びについて、30代の方でもできるのかどうかを実例も交えて紹介しました。
未婚の方であれば30代でも変わり結びをして良いので、着物の色やアレンジを工夫しつつ、自分に合った変わり結びを探してみてくださいね。