留袖を着用予定の方には、ぜひ、留袖に必要な小物についても知っていきましょう!
小物が不足することで、着崩れしてしまう可能性も。
着崩れしないためにも必要な小物を把握しましょう。
ぜひ、参考にしてください!
留袖の着付けに必要な小物を解説!
留袖には必要な小物がいくつかあるのはご存じでしょうか?
必要な小物を事前に把握することでスムーズな準備ができるでしょう。
そこで、ここでは留袖の着付けに必要な小物について解説していきますね!
1つ目は、腰ひもというものである。
腰ひもは、着付けを始めてから帯結びまでに何度も必要となる小物で、着物を固定する役割だけでなく、帯結びの際には、仮紐としても使用されるもの。
体型や着物の形によっても必要となる個数は異なりますが、3本ほどあると安心するでしょう。
腰ひもはモスリンと呼ばれるウール素材のものや、綿などの天然素材が多く含まれているものなどの種類があり、どちらの腰ひもでも、しっかりと締めることができ汗も吸収してくれるためおすすめ!
近年では、便利グッズであるコーリンベルトと呼ばれる腰ひもの代わりとなるものもあり、両端についているクリップで着物を挟み留めることで衿元の着崩れの防止の期待大!
ゴム製でアジャスターもついているため、体型に合わせて調節可能で、体を無理に締め付けることなく着用可能!
腰ひもや胸紐を用いる方もいらっしゃいますが、中には締め付けられるのが苦手な方もいるのではないでしょうか?
そのような方には、ゴム製のコーリンベルトが最適でしょう!
また、腰ひもと同様の役割を果たす伊達締めは、腰ひもよりも太くしっかりとしているため、着崩れが特に心配・・・という方におすすめですね。
2つ目は帯板(前板)というもの。
帯板とは、帯の間に挟み込む薄い板のことで、なんと前帯に皺ができるのを防ぐ役割が!
3つ目は帯まわりというもの。
帯まわりには、帯揚げ、帯締め、末広という種類が!
帯揚げは、帯の上部に飾る布のことで、後ろでは帯枕を包みこむため、帯枕を隠し、帯結びの形を整えるのが帯揚げということですね。
帯締めは、帯元にさらに、華やかさを加え、帯結びを支えるもの。
留袖の場合、白色に金銀があしらわれている帯締めを使用するのが一般的である。
末広は、帯元に刺す扇子のことで留袖の姿に必須!
末広は扇子のように広げて使用するのではなく、帯の間に垂直か、内側に少し傾けて挿してください!
挿すことにより縁起が良い!
4つ目は、草履というもの。
礼装用の草履は踵が高い方がフォーマルとされているため、結婚式向き!
5つ目はバッグというもの。
バッグはコーディネートの中でもおしゃれになる上で大切なポイント!
トータルのバランスを考慮し、草履とバッグが似ている雰囲気や同じ絵柄であると統一感が生まれ上品な仕上がりに!
また、バッグは小振であるため、華やかなデザインにしても良いでしょう。
6つ目は髪飾りというもの。
せっかく着物を着用するのですから、髪飾りがついていないのは寂しいですよね?
髪飾りも上品さを演出する上で大切なこと。
華やかな印象が好みの場合、パールコーム、すっきりとした印象が好みの場合には、かんざしがおすすめ!
□黒留袖の着付けに必要なものとルールを解説!
ここでは、上記では挙げていないさらに詳細な小物のルールを解説していきますね。
着物で意外と大切なものは、アンダーウェアである。
アンダーウェアは外から見えないため、そこまで重要視していない方も多いのですが、着物の見栄えや着崩れなどにも関わり、非常に大切!
着物用の肌着は、肌襦袢と裾除けのセパレートタイプや1つにしたワンピースタイプなどがあり、どちらも着物に汗が移るのを防ぐ役割が!
少しでも色のあるものを着てしまうと上から透けてしまうため、白色が一般的。
半衿は、衿元の汚れを防ぐ役割が。
これは長襦袢に縫い付けて利用するもの。
半衿も肌着と同様に白色がフォーマル感を演出しますが、最近は白色をベースに、近糸や銀糸を使って松竹梅や鶴などの刺繍を施したものも!
衿芯は、着物の衿元を整える役割があり、半衿の中に通して使用するもので、衿芯を使用しなければ衿が綺麗にならないため、必ず使用しましょう。
足袋は、着物を着る上で必須なものですが、色付きや刺繍付きなどさまざまな種類が。
留袖を着用する際は、白足袋を合わせましょう。
履き替えも準備しておくと安心!
□留袖と訪問着の着付けの違いについて解説!
留袖と訪問着の大きな違いは、いくつかあり、以下の通り!
・振袖を含めた訪問着の場合、若い女性は帯の位置が高い
・留袖は比翼仕立てで重みがある
帯の位置は、年齢によって少し異なるため、注意が必要。
□まとめ
今回は、留袖の小物について解説しました。
着物はたくさん重ね着して完成するため、小物も多いですが、そんな小物について知ることでスムーズに準備できるでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考に素敵な留袖にしてくださいね。