卒業式では袴を着たいと思っている方で、「どんな袴を着れば良いだろう」、「どんな着物を袴に合わせれば良いだろう」と考える方も多いでしょう。
そこで今回は、卒業式の衣装と袴に合わせる着物について紹介します!
卒業式の衣装とは?
近年では、袴は女子学生が卒業で着る定番の衣装ですよね!
もとは、明治期に学校の制服としてつくられたもので、学問の場においてもふさわしい身なりとして根付いた経緯があります。
袴に合わせる着物に、特に決まりはないという考えが多いですが、未婚女性の第一礼装である振袖を袴と合わせるのが、良いというのに異論はないでしょう。
袴に合わせる着物とは?
袴とは、スカートやズボンの部分であるため、それだけではコーディネートは完成しません・・・
上には着物を合わせる必要があります。
どのような着物を合わせるべきなのか、紹介します!
1つ目は、振袖です。
先にも言ったように、振袖は、未婚女性の第一礼装です。
振袖には、大振袖と中振袖、小振袖の3種類があり、これらは着物の格が異なります。
違いは袖の長さで、大振袖になると114cmあり、身長の約7割をしめます。
最も格が高い大振袖は、婚礼衣装に使われます。
ついで格の高い中振袖は成人式で多く使われます。
中振袖は、袖丈が長いため、柄が入った面積が多く、豪華な印象になります!
3番目に格が高く、袖が短い小振袖は、卒業式で多く着られています。
小振袖は、コンパクトな袖が軽やかで、若々しい印象になります!
しかし、卒業式の際に、成人式で着た中振袖と合わせても問題はありません!
袴に中振袖と小振袖のどちらを合わせても素敵なコーディネートになるでしょう!
2つ目は、訪問着です。
準礼装として多くの場面で用いられます。
留袖とは異なり、上半身にも模様が入っていることが特徴的です!
これは既婚未婚問わずに着用できるものなので、卒業式に着ても問題ないでしょう!
特に、母親や祖母から受け継いだ訪問着がある場合は、それを着用するのも手です。
これら以外にも留袖や浴衣といった着物がありますが、基本的にはこれらと袴を合わせることはないでしょう・・・
まとめ
今回は、卒業式の衣装と袴に合わせる着物について紹介しました。
結論として、卒業式の袴には振袖を合わせることが多いです。
その中でも、小振袖や中振袖が多く使われます!
また、譲り受けた訪問着を使うというのも手ですよ!
これらのことを参考にして、ぜひ素敵な卒業式にしてください!