「卒業袴ってどうやって持ち運びしたら良いのかな・・・」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか?
着物は雑に取り扱うとシワになるため、注意が必要です。
今回は卒業袴の歴史や持ち運び方法を紹介します!
卒業袴を着る意味とは?
まずは、卒業袴を着る意味や理由について紹介します!
そもそも卒業袴は、明治中頃に、学習院女子の前身校で女学校の制服として用いられるようになったんですよ。
上級の女性達が袴を着ている姿は、勉強できる女性の象徴として人々の印象を残しました。
その後は、制服として着られることはなくなりましたが、今でも女性が学べる象徴として卒業式では袴を着る習慣が残っています。
では、歴史とはどういったものがあるのでしょうか?
袴の歴史は古く、古墳時代から存在したと言われています。
当時は男性の衣装として用いられ、平安時代には貴族階級の礼服として着られていました。
その後、江戸時代まで正式な場で着られるものとされていたのです。
女性が袴を着る契機となったのは明治時代で、女性が学校に通うようになってからです。
当時は、男性用の袴をそのまま女性が着ていました。
しかし、男性用に作られた袴は股が分かれており、足を大きく開けるように設計されていたのです。
これは乗馬の際などに必要で、その後女性用のスカートタイプの袴が作られました。
卒業袴の持ち運び方法とは?
最後に卒業袴の持ち運びのポイントを2つ紹介します!
1つ目は、風呂敷を活用することです。
着物を外へ持ち運ぶ際は、木綿の90センチ四方の風呂敷を活用することをオススメします!
まずは、風呂敷の上に綺麗に畳んだ帯を置き、その上に着丈の半分に折った和服を載せて畳んでください。
この方法で畳むと、帯が風呂敷包みの土台となり、着物の型崩れを防げるでしょう。
続いて和服の上に長襦袢、その上に小物を平たく並べ、最後に小物を包むように長襦袢を半分に折れば、シワを防げます。
2つ目は、巾着や洗濯ネットを活用することです。
小物がたくさんある場合は、洗濯ネットや巾着袋を用いてまとめておきましょう。
平らに並べられる巾着は100円ショップでも安く買えますよ!
さらに洗濯ネットの場合は、中に何があるかもすぐに確認できるため、実用性を重視する方にもオススメです!
まとめ
卒業袴の歴史や持ち運び方法について解説しました.
卒業袴を着る機会は人生でもかなり貴重です!
そんな大切な機会に、シワが付いたり型崩れした卒業袴を着るのは嫌ですよね。
今回紹介した記事を参考に卒業袴は本番まで綺麗な状態で保ちましょう。